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テーブル塗装修理 5 / ETHAN ALLEN


Ethan Allen製のテーブルの塗装修理をご相談いただきました。


古い塗装がべたついてきて気になり、お客様ご自身で古い塗装や表面を削ってオイルなりを塗ってみたがところどころムラになってしまったのだそうです。


今回の案件はよくご来店いただくお客様で、しばらく前からそれとなくご相談を頂いていました。

その時々に話の流れで、弊店ではオイル塗装(オイル仕上げ風のウレタン塗装)しか行わないことや着色仕上げは受けていないこともお伝えしていました。

お客様の方でもクリアのオイル塗装をイメージされていて、ではお預かりしましょう!となって初めて実物を確認してようやく「これ着色されています、よね、、、」という始末。。


たしかに、お使いのテーブルの塗装仕上げについてを把握することは難しいですよね。

しかもお客様の方では過去記事

テーブル塗装修理1テーブル塗装修理2 をご覧いただき、オイル塗装をすれば色が入る(着色される)となんとなく思っていたようでもあり、今回のご相談となったようでした。


オイル塗装でもカラーオイルなどを使用すれば色を足したりすることも出来ますが、ナチュラルなオイル塗装では濡れ色を表現するだけで材の色以上の色は出ないのです。上の過去記事はどちらも色は入れていませんよ。あれがチーク材の色なのです。


大事なことなので改めてここでアナウンス。

弊店では基本的に依頼仕事では着色仕上げは受けておらず、ナチュラルなオイル塗装(ウレタン塗装含む)のみとなります。



とはいえご相談を受けてしまった以上、今回は着色をして仕上げました。

上の写真では

1枚目:依頼時

2枚目:剥離&サンディング(下地調整)

3枚目&4枚目:水で濡らして濡れ色の確認

5枚目:着色

6枚目:さらに着色(薄く薄く計6回塗りました)

8枚目&9枚目:ご納品

という順番。写真なので角度や光の受け方で色は違って見えるでしょうが、こんな様なイメージでした。


お客様には最大限のリスク管理のご案内をした上で、さらに作業の様子も段階で報告をしながら進めていきました。とりあえず仕上がりには納得していただけたようで私もほっとしました。

という感じで、今回は着色仕上げの依頼をご紹介しましたが、今後は一切着色仕上げの対応はしないつもりです。悪しからず。

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