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椅子のぐらつき修理10/ fannet chair

タピオヴァラのファネットチェアのぐらつき修理をご依頼頂きました。


丸棒を挿し込むだけの簡易な構造。簡易であっても適所にきちんと部材を使用し、更には八の字に広がる脚デザインは強度があります。よく考えられています。


マニアックなところでは、曲木した背凭れは座面を貫通させてその裏側からくさびを打って接合部材を広げて強度を高めるという技法。

はい、くさび打って留めておいたよ!

と些か素っ気ない風を気取っていますが、しかしこの手仕事感満載のthe大工仕事な設計が私は大好きです。

この手の椅子はいつか必ずメンテナンスが必要になります。ただ、きちんと手を掛けてあげさえすれば孫の孫の代までちゃんと引き継げる家具だと思います。

また何か必要あれば是非お声掛け下さいませ。ご依頼ありがとうございました。

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