Kaj Windingによるデザイン。Slagelse Møbelværk 製のダイニングテーブル。

直線で構成された潔さすら覚えるこの輪郭に、どこか優雅さのような佇まいを感じています。

天板淵を広く設け、短手方向に木目を配した特徴的な意匠。

また幕板からの繋がりを意識させる脚との接合部にあしらわれた曲面。そしてそれが映し出したささやかな陰影。

傍から見て、デザインらしいデザインを挙げればそれくらいかもしれません。

きっとこのテーブルを支えているものとは、細部までこだわり抜かれたバランス感覚。またそれを実現した確かな製造技術。そして上質なチーク材。

多くは語らず。空間や生活にそっと寄り添ってくれる懐の広さを備えた、上質な一台だと感じます。