現在倉庫に保管しています。店頭でご覧頂く場合には用意いたしますので、お手数ですが前日までに希望をお知らせ頂けますようお願いします。
1960年代頃のデンマーク製ビューロー付きキャビネット
巡り巡って。ロースウッドの家具はやっぱりロマンティックだなぁと感じるような事件が最近あったため、倉庫から急遽引っ張り出してまいりました。1週間かけてメンテナンスを施して、自分の思い描いたイメージに再現出来たと思います。
商品の説明に入る前に。この美しい木目と艶が店内に入り、空間全体が一気に華やぎました。大袈裟な表現などでは決して無くて、空間を変える力のある製品です。
上部はデスクとしても使用出来さらには棚や小抽斗も配備、そして下段には引き出しが4杯と充実した収納力。
戦後の特にヨーロッパでは都市部で暮らす層が増えていった背景もあって、限られたスペースを有効に利用出来る機能的な家具が多く開発されていました。
この類のビューローキャビネットもその一つ。書き物をしたり鏡を据えればドレッサーにもなり、肌着などの衣類や身の回りのモノを仕舞っておくことの出来る家具。そこにこのローズウッドやチークといった銘木を取り入れたデンマーク家具のその理由。それはやはり機能を求めたその先にあってこそ、ただ利便性だけを詰め込んた無機質なものなどではなくて、確かに生活者の本当の意味での豊かさを見据えていたのだろう、と。眺めれば眺めるほどに深く感じ入ります。
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ビューロー天板サイズ:幅725 奥行き380㎜
床から天板までの高さ:745㎜
Condition
木部は一度古い塗装や汚れを洗浄後サンディングを施してからオイル塗装にて再仕上を施しました。
正面向かって右側面下部にやや大きめのスクラッチ痕が残っています。(写真添付)
他、淵部などに小さな欠けを補修した痕なども残っています。
使用に伴う傷痕もございますが雰囲気を損ねるほどではなくヴィンテージとしてはとても良いコンディションです。
より詳細についてご質問ございましたら確認します。お気軽にお問い合わせ下さい。
Daily care
普段のお手入れは、柔らかな布やブラシなどで埃を払う程度のお掃除が基本
配置によってはたまに風通しの良いよう向きを変えてあげたり、お部屋の空気を入れ替えるなど清潔な環境を整えることが大切です。
【木部のお手入れ】
乾拭きをすることで表面に残る油分や蝋分が磨き上げられて艶が増す効果が期待できます。
定期的にワックスやオイルを塗布して保湿ケアも心掛けてあげてください。
普段は乾拭き、落ちない汚れがある時に固く絞った水拭きを施すなど、塗装表面に負担の掛からないよう様子を見ながら段階的なケアが望ましいです。
また、年に一度とか季節の変わり目くらいのタイミングに行う程度で良いのですが、抽斗を抜いて風通しの良い場所などで数時間程度、内側も換気をしてあげられると理想的です。
日常のお手入れ方法もお気軽にご相談ください