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椅子のぐらつき修理7 / PORADA Arlekin chair




イタリア PORADA製のArlekin chair。後ろ脚の美しい曲線が目を惹きます。

今回は前脚にぐらつきがあるということで修理をご依頼頂きました。


修理内容としては、➀ぐらつきのある前脚を外して ②古い接着剤を除去 ➂接着剤を充填し直してから圧着する、というシンプルな修理でした、が。

今回私も初めて経験する(分解する)椅子ということもあり、慎重に慎重に慎重に進めていきました。

と言うのも、前脚の接合にはぐらつきこそあれど、仕口部の寸法が正確なのか叩いても叩いてもなかなか前脚を外すことが出来ません。接合部を確認出来ない状況下では、どのように接合されているのかをあの手この手で想像しながら、万が一のことも考えて慎重に進めていく必要がございます。組み方さえ分かってしまえばあとはサササといつもの手順。

普段馴染みのないデザインですが、良いですね~◎すっかり興味が湧く、楽しい修理でした。

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