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椅子の破損修理2 / Johannes Andersen chair


(*画像タップで写真が拡大します)


ヨハネスアンダーセンによるチェア

座るとギシギシ音が鳴ると相談を頂きました。


診てみると座面の積層合板が剥がれてきたことによって板のたわみが大きくなり、剥がれた層同士が擦れるなどして音の原因となっていたと考えられます。


残念ながら私には座板を造り直すことは出来ないため、いつもお世話になっている木工屋さんへ依頼。

同じサイズで座面の曲面も同じように見事に作り直していただきました。


そして私の仕事はここから。製作して頂いた座板にクッション材を貼り付け成型して、

一度剥がした革を再使用して張り直しまでを担当させて頂きました。


これ。一度剥がした革は、稀に使用出来ない場合もあります。

というのも、革を張るために留めていたタッカー芯を取り除くと、そのタッカー跡が連続して並んでいることによってまるで切り取り線のごとくに破れやすくなってしまうときがある。すると、もともと留めていた位置よりも必然、内側でタッカーを留めないといけない(すると革の用尺が足りなくなってしまう恐れがある)

またはそのタッカーを留めるために裏に廻した革の余り巾が狭すぎると革を引っ張ることが難しく、上手に張ることが結構難しくなってしまう。


(言葉で説明するのが難しい、伝わりましたでしょうか?)


つまり、使用していた革を再使用して座面を張ることは、出来るときもあれば出来ないときもあります。

もし同じような修理を検討されていらっしゃいましたら、これだけ事前にご了承くださいませ。


今回はもともとの張りが少し甘く、そのため革を引っ張る余力があり対応することが出来ました。



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