
























1960年代頃のデンマーク製 ラウンドダイニングテーブル
直径115㎝サイズ、天板淵をストンと落として、簡素であり洗練された現代的なデザインです。
これもまたやはり、ローズウッドの表情がとても美しい。黒い縞模様もダイナミックで良いが、天板に浮かぶ杢の模様も個性的である。
(杢とは木目の一種であるが、いわゆる年輪による模様、柾目とか板目とかの模様ではなくて、木の生育の過程で生じた繊維のねじれや繊維方向の違いによって浮かび上がる複雑な模様のことである。光の当たりや眺める角度でもその見え方が変わるため唯一無二の個性として重宝されている。)
天板と脚、中板を立てかけた写真を見ていただきたいが、丸い天板に白く xx xx のような模様を確認できる。これが杢の一種である。
xxの表情から現代アーティストKAWSの作品を勝手に連想しているがそれは置いておいて、2枚ある中板の片方にも同じxxの模様があるが、もう片方の中板にはxxの模様はない。定かではないがメインの中板(xxがある方)と補助の中板(xxがない方)と区分けされていたのかもしれません。
そして天板淵に回した幕板に浮かぶ木目も幻想的で美しい。ぐるっと一周回って写真を撮っておきましたのでぜひご確認ください。
脚部はねじ込み式のため簡易に着脱が可能。
コンディションに関してご案内がありますので下記コンディション欄のご確認をお願いします。
Condition
木部は脚先に至るまですべて、古い塗装や汚れを洗浄後サンディングを施してからオイル仕上げ風のウレタン塗料にて再塗装を行いました。
大きく目立つダメージはありませんが、以下詳細のご案内
・メインの中板中央付近に擦り傷が確認できます。
→写真に掲載しています。それ以外には擦り傷などはほぼ見当たりません。
・一本の脚の上端と、補助の中板の幕板にそれぞれ約3㎝ほどの大きさの欠けがあります。(写真に掲載しています)
→欠けた箇所をパテ埋めして平滑に補修することも出来ますが、今回もともとの素材が良すぎるため現段階ではあえて補修はしていません。平滑に補修を出来ても痕としては残るため、補修をするかあえて自然な状態で残すか、こちらはご相談させていただければと考えています。
・メインの天板に若干の反りがあります。
→見た目には反りは気にならないと思います。使用にもほとんど障りません。
ただ、中板をはめ込む際に中板の方には反りがないため高さが合わせにくく、中板を嵌め込むのに少し苦労します。
中板を足す際には両サイドから二人以上での作業を推奨します。
→反りはありますが、写真のように中板を足すことも可能です。
ただ、現状中板を足している際にロックされていないため、少しの衝撃で天板が開いてしまう可能性もあるかもしれません。
天板裏にパッチン錠を取り付けてロックできるように加工したいと考えていますが、ご相談させてください。
上記3か所について、ご確認よろしくお願いします。
Daily care
普段のお手入れは、柔らかな布で埃を払う程度のお掃除が基本
配置によってはたまに風通しの良いよう向きを変えてあげたり、お部屋の空気を入れ替えるなど清潔な環境を整えることが大切です。
【木部のお手入れ】
乾拭きをすることで表面に残る油分や蝋分が磨き上げられて艶が増す効果が期待できます。
定期的にワックスやオイルを塗布して保湿ケアも心掛けてあげてください。
普段は乾拭き、落ちない汚れがある時に固く絞った水拭きを施すなど、塗装表面に負担の掛からないよう様子を見ながら段階的なケアが望ましいです。
水拭きを頻繁にすると表面の乾燥を促してしまうため、定期的な保湿ケアを推奨します。