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1960年代頃のデンマーク製チェア
以前にも同デザインを仕入れたことがありました。その後何度か見かけていてショップによってはKurt Ostrevigによるデザイン、KP Mobler製と伝えていましたが、今のところ特定はできていません。今回一脚だけですが良い出会いがあり迎えました。
脚は単純な丸棒を用いて、シェーカー様式を想起させる簡素な造りが伺える。脚同士をつなぐ貫は巾広の材を選ぶことで耐久性も意識されている。材の構成やデザインのバランスを見ていくとFDBあたりの家具にありそうなデザインだなと思わずにはいられない。それだけ普遍的なデザインであるのだろう。
単純な構成であるが①背板に設けた曲線と傾斜 ②脚部上端の丸みのあるデザイン の2点が個性的でありしっかりとデザインされている。
特に背板。後ろ脚自体はほぼ垂直に立っているのだが、身体のラインに沿うよう緩やかにカーブしたこの背板は僅かに後方へと傾斜が設けられている。見た目には本当わずかな傾斜であるのだが座ってみるとナルホド。想像以上にゆったり楽に座れます。
シートの広さもJ39より広いようで、体感ですがCH24(Yチェア)くらいゆったりしている気がいたします。
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Condition
オーク材を使用した木部は古い塗装や汚れを洗浄後サンディングを施してからオイル塗装にて再仕上を施しました。
脚部に傷跡もいくつか残ってはいますが、雰囲気を損ねるようなダメージはなく良いコンディションです。
シートのペーパーコードも新規に編み直していますので安心してお使いいただけます。
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