スウェーデン Munk Keramik（1952-2005）製のフラワーベース。

1982年に製造されたもののようです。

朴訥とした形と色。華やかさはない。

それでもこの色艶を見ればきっと、その肌触りや手に伝う温度、抱えた時に感じる重さや仄かに薫る土の匂い。写真越しではあったとしてもそんな、この陶器に関する様々な情報を想像することが出来るだろうと思う。いや想像することが出来るというよりも、たぶん多くの人が既に知っていることだろうか。

自然の素材は、私たちに温かみや安心感を与えてくれる。それはきっとこの地球に棲まう全ての生活者皆の共通理解だと、勝手に想像している。

それでも木と土に支えられてきた私たち日本人の暮らしの中では特に、身近なものとしての安心感がより強いのかもしれない。

果たして長い冬と夜に閉ざされた北欧の暮らしの中では、自然の素材にどんな想いを抱き、付き合ってきたのだろうか。そんなことをいつも想像している。

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目立った割れ欠けなどはありませんがユーズド品のため小さな傷などもございます。ご理解下さいませ。