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1960年代頃のデンマーク製チェア
体を包み込むように大胆な弧を描いた背もたれは、肘を軽く添えられるようハーフアームとしての機能も有しています。
すっぽりと体を収めて座してみると、包まれる安心感のある居心地の良さを体感できます。
高さは72.5㎝と低めの設計。ダイニングテーブルに収めれば椅子は天板とほぼ変わらぬ高さで、天板上は視界を遮らずにすっきりとした空間が広がります。
作業の途中に肘を掛けてみると、なによりもアームの高さが丁度良く、楽な姿勢で体を休めることが出来ます。
デザインでは特に、後ろからの眺めがお勧め。
肘掛の位置から斜めに伸びる後ろ脚は、接合部と脚先にかけて先細る繊細なシルエットを携えて、デンマーク家具らしい気品のある佇まい。
脚をㇵの字に開く事で、後方への荷重に対する強度も高く、耐久性とデザイン性のバランスが上手く調和されています。
Daily care
Condition
木部は全体を、一度もともとの塗装や汚れを洗浄後サンディングを施してからオイルとワックスにて再仕上を行っております。
脚部には幾つか打ち傷などダメージも散見出来ますが、大きく雰囲気を損ねるほどではなくヴィンテージとしては良好なコンディションです。
背もたれと座面内部のウレタンクッションは共に新規に交換を行い、
ファブリックにはデンマーク製の落ち着いたピンク地に細いストライプ柄が清潔感のある、ウール系の生地をセレクトして張替をいたしました。
より詳細のコンディションについてを希望される場合にはご案内いたしますので直接お問い合わせくださいませ。