デンマークのデザイナー Hans Olsen(ハンス・オルセン)によるレザーソファ
”Model-500”のこちらは二人掛けハイバックモデル
贅沢な総レザー張りも本来であれば重量感をどうしても感じてしまいがちですが
このソファは細身のすっきりとした華奢な脚部のデザインと翼のように外へ拡がる厚みを抑えたアームのデザインによって
スタイリッシュな印象に一貫しています。
特にアーム部分は、しっかりと幅を確保することで楽に腕を預けることの出来る居心地の良さを備えながら
スタイリッシュな印象は決して損ねないよう鋭角にアームを拡げるという、氏の創意工夫やデザインへのこだわりが詰まっており
この当時のレザーソファの中でもマスターピースの一つとして挙げることが出来ると思います。
ソファ本体はノックダウン方式を採用し、たった4本のボルトの着脱だけで両サイドアーム / 背もたれ / シートという
4つのパーツに簡単に組み外しが可能となっています。
これによって輸送や搬入を楽にするだけでなく、万一修理が必要な際にもパーツ毎に修理を行うことが出来るため
メンテナンスコストも抑えられ、永続的な使用をも可能にしています。
ソファ本体だけでなく、クッションもヘッドレストに至るまで全てにファスナーが取り付けられていますので
ご自宅でも定期的にクッション材を取り出して天日に晒してあげることで、ふっくらとした座り心地を永く楽しんで頂ける
日常使いやすい造りとなっております。
Condition
希少なローズウッド材を使用した脚部は、一度もともとの塗装や汚れを洗浄後サンディングを施してからオイルとワックスにて再仕上を行いました。
ソファ本体はまず一度全てを解体し、隙間に残った埃やレザーのクリーニングを行いました。
クリーニング後、レザー部分にはレザー用デリケートクリームのみで保湿/艶だしを行い、使用に伴う傷や皺ももちろんございますが、大きく雰囲気を損ねるようなダメージはなく、使い込まれた革が持つ、しっとりとした表情を楽しんで頂けると思います。
クッション材も一度全て取り出し清掃後、天日で干して除菌もしています。ふんわりとした座り心地でまだまだ十分使用出来るコンディションです。
シートを支えるウェービングベルトのみ劣化により破れていましたので、そちらだけ新規に張り直しました。
より詳細のコンディションについてを希望される場合にはご案内いたしますので直接お問い合わせくださいませ。