1960年代頃のスウェーデン製イージーチェア
座面の広いボックスタイプの構造は姿勢の自由度が高く、シート上で向きを変えたり足を上げて胡坐をかいたり、思い思いに過ごすことが出来る。
サイズはしっかりとありますが、厚みを抑えた木部フレームや高さを抑えた設計によって比較的すっきりとスタイリッシュな印象も感じて頂けます。
クッションは中材から製作し直して暫くの期間展示をしていましたが、私的に座り心地に納得がいかなかったため今回新たに中材を新調し直しました。(4月27日)
沈み込みが少なくしっかりと寛いで座れるように仕立て直しています。
家族や友人との団欒のお供にも良いですが、自分だけの時間を過ごす居場所として誰かの側に寄り添っていてくれたら良いなぁと、なんとなく思っています。
Condition
アフロモシア製のフレームは古い塗装や汚れを洗浄後サンディングを施してからオイル塗装にて再仕上を施しています。目立ったダメージは無く良いコンディションです。
内部クッション材、シートを支えるメッシュ状の弾性材など新規に交換済。
カバーにはウルトラスエードを採用して製作しました。肌触りや色味のニュアンスが素敵ですが、大体の汚れはぬるま湯で湿らせた布巾等で拭けば落ちるという高い機能性に期待をしています。
Daily care
普段のお手入れは、柔らかな布やブラシなどで埃を払う程度のお掃除が基本
たまに風通しの良い場所に置いてあげたり、お部屋の空気を入れ替えるなど清潔な環境を整えることが大切です。
【木部のお手入れ】
乾拭きをすることで表面に残る油分や蝋分が磨き上げられて艶が増す効果が期待できます。
定期的にワックスやオイルを塗布して保湿ケアも心掛けてあげてください。
普段は乾拭き、落ちきらない汚れがある時には固く絞った水拭きを施すなど、塗装表面に負担の掛からないよう様子を見ながら段階的なケアが望ましいです。
【シートのお手入れ】
使用したウルトラスエードは油汚れなどもぬるま湯で固く絞った柔らかな布等で拭き落とすことが出来るとても機能的な素材です。
普段はブラッシングなどで付着物を払い落し、繊維の流れを整えてあげることでスエード調の風合いを保持して頂けます。
天気の良い日にはクッションカバーこと小一時間程度天日に干してあげることもお勧め。
滅菌効果や不要な湿気を逃がしてクッション中材や生地がふっくらと蘇ります。
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