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1960年代頃のデンマーク製4段チェスト
ふっくらとした抽斗把手には掴みやすいよう深く溝が掘り込まれており、実用性の高さが窺えます。
正面淵廻りにはテーパードを施し輪郭が強調され、また脚部の構造も幕板部材としっかりと接合されるなど、シンプルな設計ながらもデザインや耐久性に凝った造りの良い一台です。
:抽斗内寸:
幅72㎝ 奥行き37.5㎝ 深さ10㎝
Daily care
Condition
木部は本体から脚先に至るまで全体、もともとの古い塗装や汚れを洗浄後サンディングを施しオイル塗装にて再仕上を行いました。
天板中央付近におよそ3㎝程の色抜けが一ヶ所(写真最後から3枚目。おそらく染み又は焦げ跡を消すために擦った痕かと思います。こちらは却って目立ってしまう為、特段タッチアップなどは施していません。)
また天板奥付近にも、少し地板が透けていた箇所がありました。こちらは色を載せてタッチアップを施しています。(写真最後から2枚目)
その他にもちいさな欠けを補修した痕などございますが、全体的には大きく目立つダメージは少なく、良好なコンディションに仕上がっています。
脚部と幕板の接合にもともと緩みがあったため、こちらは一度解体し古い接着剤を除去後、圧着修理も済ませました。
抽斗底板もオリジナルの底板を一度取り外し表面を洗浄&研磨。可能な限り汚れを落としています。汚い印象はなく安心してお使い頂けると思います。
最後に、天板に若干の反りが見受けられます。(最後の写真で判別出来ると思います)
抽斗の開閉に障りはなく使用には問題ありませんが、天板に重量のあるモノを載せるなどの使用は抽斗の開閉に少し影響をするかもしれません。
より詳細のコンディションについてを希望される場合にはご案内致します。お気軽にお問い合わせ下さいませ。
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