1960年代頃のデンマーク製サイドボード
ローズウッド材の美しい杢目を全体に配した、自然美豊かな作品です。
木目を活かすためだろうか、各意匠は至極慎ましく配置されているようですが
それでもテーパードを効かせた正面淵廻りや抽斗/扉の把手、また淵部に溝を切った脚部など
それぞれの細やかな意匠によって輪郭が強調され、すっきりとしたデザインを更にぐっと引き締めているように感じられます。
引き戸内部収納は扉に合わせて3部屋に区切られ、高さ調整可能な棚板がそれぞれ一枚ずつ設置されています。
収納容量自体もとても大きく、また目的に応じて扉ごとに収納を区分しておくことが出来、日常とても使い易そうです。
大きな抽斗が4杯、また扉内部にも小抽斗が2杯設置されており、細かなモノの整理にも重宝しています。
:収納内寸:
・扉内部:(3部屋共に)幅490 奥行き380~400 高さ475(㎜)
(*向かって左と中央の部屋は扉の開閉の関係上、収納奥行きが約38㎝程と浅くなります。)
・棚板はそれぞれ、およそ6.5㎝間隔で3段階の高さ調整が可能です。
・抽斗内寸:幅460 奥行き345 深さ100(㎜)
:材質について:
本体(扉/抽斗/幕板 含む)はローズウッド材(突板仕上げ)、把手はローズウッド無垢材。
脚部にのみチーク材、また内部小抽斗の把手にはオーク材を使用しています。
Condition
木部は本体~扉~脚先に至るまで全て、もともとの古い塗装や汚れを洗浄後サンディングを施し、オイル塗装にて再仕上を行いました。
・天板向かって左、材の継ぎ目にもともと埋めた痕がございました。(写真最後から3枚目)
・天板向かって右淵部に5㎜ほどの打痕がございます。(写真最後から2枚目)
一見で目に留まった痕はその2つくらいで、その他には小傷などもほぼ確認できず、綺麗な仕上がりです。
~材質~
本体(扉や抽斗、幕板部)はローズウッド材(突板仕上げ)、把手はローズウッド無垢材
脚部にチーク材、内部小抽斗の把手がオーク材という仕上げでした。