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1960年代頃のデンマーク製４段抽斗のチェスト
スクエアの把手にツマミを１本。
このような簡潔でいてしっかりと個性を感じられるデザインが好きです。
丁度同じタイミングでウェブサイトへ掲載した品番：5-037 キャビネットの把手とたまたま同じデザインで、もしかするとこの二つは同じメーカーによる製造なのかもしれませんが、はっきりとしたことは判りません。
ただ同じように見えるその把手のデザインも、指を掛けて扉をスライドするキャビネットに比べるとこちらのチェストの方は指でツマミやすいように深さがしっかりと設けてありました。
それぞれの目的によって生まれたそれぞれのデザイン。普段は気にも留めないような些細な事も、比べることでしっかりと知ることが出来ました。
抽斗収納内寸：各/幅400 D350 H105（㎜）
Daily care
Condition
チーク材を使用した木部は脚先に至るまで全て、古い塗装や汚れを洗浄後サンディングを施してからオイル塗装と蜜蠟ワックスにて再仕上を行いました。
天板の手前付近に1本、掻き傷が少し気になりますが大きく雰囲気を損ねるほどではないと思います。それ以外にも小傷程度は散見出来ますが、ヴィンテージとしては良いコンディションに仕上がりました。
抽斗内部も可能な限り汚れを除去。抽斗の底板だけ回復が困難だったため、底板は4枚全て新しく交換を致しました。
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