1960年代頃のデンマーク製ダイニングテーブル
天板下に格納された補助板を引き出して簡易に拡げることの出来るこの構造は、当時のデンマークでもとてもポピュラーなデザインです。
その中にあって、天板縁廻りを山なりに角度を設けた意匠であったり変形六角形を用いた脚デザイン、緩やかなアーチを描いた幕板デザイン、そして天板にあしらった野性的なローズウッド材の木目などなど、一つ一つに作者のこだわりを感じられる非常にカッコいいテーブルです。
今回、品番6-021 のヤルクのダイニングテーブルと同時にメンテナンスをしていたこともあってか、それぞれ対照的な2つのデザインを眺めて、片や生活者への心遣いが溢れたデザインなのに対し、こちらはあまり心遣いとは無縁、しかし作者の『作りたい・カッコいい』がビシビシと伝わってくるこのデザインも決して嫌いではない。(というかすごく好き)
特にこの脚のデザイン。脚は無垢のマホガニーを使用しているのですが、その素材感もすごく良いし先細っていくシルエットや切り替えした面に影が差した様子も美しくてつい息を呑んで見惚れるほど。角が立っているから当たると少し痛いんだけれど、この格好良さには変えられない。格好良ければすべて良し。そう思わせてくれる逸品です。
【天板拡張時サイズ】
W1400 → 1900 → 2400
【脚間長さ】
118㎝
Condition
天板、補助天板、幕板にローズウッド
脚部にマホガニー材を使用しています。
木部は古い塗装や汚れを洗浄後耐水性の高いオイル塗料で再仕上を施しています。
木の呼吸や本来の質感を損なわず、日常水染みなども付き難い仕上げの為、ストレスなくお使い頂けると思います。
コンディションとしてはほぼダメージもないトップコンディションに仕上がっています。
より詳細についてご質問ございましたら確認しますのでお気軽にお問い合わせ下さい。