1960年代頃のデンマーク製チェスト
すっきりとしたデザイン。横へすっと真っ直ぐに伸びる抽斗把手はフロントに僅かな曲面が施されて光と陰とが静かに佇む。先細る丸脚。端正なフォルム。全体のスタイルの良いチェストです。
衣類などの収納としてももちろん良いですが、サイドボードとしてリビングなど目につく場所に据えてその造形やディスプレイを楽しんでとても良さそう。最上段のみ鍵が掛かるので大切なモノを仕舞っておいても良いですね。そう考えていると、なんだか宝箱の様にも思えてきました。長く愛せる一台です。
コンディションについてご案内有りますのでご検討の際にはコンディション欄をご確認下さい。
Condition
チーク材を使用した木部は全体古い塗装や汚れを洗浄後サンディングを施してからオイル塗装にて再仕上げをしました。
注意事項として、天板に2か所、擦れによって表面の化粧板が薄くなり地板が少し見えかかっている箇所がございます。(鍵と共に載せている天板の写真です。)
私的にはみすぼらしいと思う程のダメージではありませんので大きく価格を下げることはしませんが、ダメージはダメージです。気になる方は気になると思いますので、可能であれば現物をご確認の上でご検討頂けた方が私も安心です。現物確認が難しい場合には必要に応じてご案内します。ご相談ください。
一つ、この擦れのダメージで興味深いこととして、上から4枚目の天板の写真では地板の見え掛かっている様子はほとんど判らないと思います。これは写真だから、と言うことでもなくて現物でも同様であります。
木とは繊維の集合体であるため、眺める角度や光の当たり方で見える表情が変わります。眺める角度や設置する場所によって、この擦れのダメージの目立つ/目立たないも変わるかもしれません。ここはどうか、長い歴史を歩んだこの家具の一つの個性としてこのダメージを含めて尊重をして頂けましたら幸いです。
それ以外、多少の小傷もございますが雰囲気を損ねるほどのものは在りません。安心してお使い頂けます。