1960年代頃のデンマーク製デスク
チーク材を使用した両袖タイプのスタンダードなデザイン。
抽斗や開き戸を備えて収納も充実しています。
その中にあって一番注目しているポイントが奥行き僅か54.5㎝という細身の設計であります。
こういったデスクでは奥行きは70㎝前後と深いものが多く、もちろん天板が広いとその分作業はし易いのでしょうが設置するスペースを選んでしまうという悩みも付きまとう。
その点この奥行きの浅い設計であれば、もちろん書斎の中心に据えても良いでしょうし
例えばLDスペースなどに設置しても、他のキャビネットなどと並べて壁に寄せてもそこまでお部屋を圧迫しない。
むしろ作業をしない時は椅子も合わせずにデスクっぽさを極力排除してしまって収納兼サイドボードの様にお部屋のインテリアとして見せても良いのではないだろうか。そして作業をする時にだけ椅子を合わせる、といった使い方なんかもとても機能的な気がしています。
天板高さが76.5㎝と幾分高め。タイピングをする時は私は天板少し高めが丁度良いですが、作業する内容によって使い易い高さは変わると思いますので、ご検討の際にはご自身の作業内容と作業し易い高さなどをイメージしてからご検討くださいませ。
*椅子を納めるスペースは幅50㎝です。
Condition
もともと全体的にコンディション良く、今回は天板にシミや傷などが散見出来たため天板のみ再塗装を施しました。
小傷、ちいさな補修痕もございますが目立つほどのダメージは無くとても良いコンディションです。
Daily care
普段のお手入れは、柔らかな布やブラシなどで埃を払う程度のお掃除が基本
配置によってはたまに風通しの良いよう向きを変えてあげたり、お部屋の空気を入れ替えるなど清潔な環境を整えることが大切です。
【木部のお手入れ】
乾拭きをすることで表面に残る油分や蝋分が磨き上げられて艶が増す効果が期待できます。
定期的にワックスやオイルを塗布して保湿ケアも心掛けてあげてください。
普段は乾拭き、落ちきらない汚れがある時に固く絞った水拭きを施すなど、塗装表面に負担の掛からないよう様子を見ながら段階的なケアが望ましいです。
また、年に一度とか季節の変わり目くらいのタイミングに行う程度で良いのですが、抽斗を抜いて風通しの良い場所などで数時間程度、内側も換気をしてあげられると理想的です。
日常のお手入れ方法もお気軽にご相談ください