1960年代頃のスウェーデン製サイドボード
主張しすぎないデザインがインテリアに溶け込みやすく、取り入れやすそうです。
側面に何か固定していたような日焼け痕、天板両サイド淵部にも何かを載せていた日焼け痕があったため、おそらく元々は天板の上にシェルフを載せて、さらに左右には連結できるユニットがある、大型のユニットシェルフの一部であったのではないかと推測しています。
オーソドックスなデザインですが、本体下に幕板を施した上でねじ込み式の角脚を取り付けたデザインが、スタイリッシュなデンマークのモダンデザインにはない独特の愛嬌を醸し出していて不思議と和みます。脚部のビーチ材はもとは少し着色されていたのですが、今回着色はせずにオイルだけで仕上げをすることで、材の色のコントラストがより引き立つように意識しました。
慎ましく施された丸い把手が丁寧で、印象的です。
・収納内寸(高さ)
棚板は3段階で高さの調整が可能ですが、その棚板は中央ではなく上の方に設置される仕様です。
扉を開けている写真では、3段階の一番下の位置に棚板を設置しています。
この時の収納高さは上/14㎝ 下/27㎝です。参考にご確認ください。
Condition
本体、扉、脚部と古い塗装や汚れを洗浄後サンディングを施してからオイル塗装にて再仕上を施しています。
上述した日焼け痕は僅かに補色してもとの状態よりも馴染ませています。注視すれば気づくかと思いますがさほど気になるような色の差ではございません。写真にてご確認ください。
他、小傷や小さな補修痕もございますがそれぞれ雰囲気を損ねるほどでもなく全体的には良いコンディションに仕上がっています。
Daily care
普段のお手入れは、柔らかな布で埃を払う程度のお掃除が基本
配置によってはたまに風通しの良いよう向きを変えてあげたり、お部屋の空気を入れ替えるなど清潔な環境を整えることが大切です。
【木部のお手入れ】
乾拭きをすることで表面に残る油分や蝋分が磨き上げられて艶が増す効果が期待できます。
定期的にワックスやオイルを塗布して保湿ケアも心掛けてあげてください。
乾拭きでは落ちない汚れがある時に固く絞った水拭きを施すなど、塗装表面に負担の掛からないよう様子を見ながら段階的なケアが望ましいです。
水拭きを頻繁にすると表面の乾燥を促してしまうため、定期的な保湿ケアを推奨します。
日常のお手入れ方法もお気軽にご相談ください