1960年代ころのデンマーク、E.S Mobler製のウォールミラー
よくお客様から「姿見鏡を探している」と声をかけていただきます。
「大きめの鏡」を探せば見つかるには見つかるのですが「デザインで納得できる大きめの鏡」で探すとこれが結構難しい。今回ようやく納得できるデザインに出会えました◎
チーク無垢材を使用したフレームは緩やかに美しい曲線を描いており、空間には柔らかな雰囲気が広がります。小口面にもふっくらとした曲面を施して、さらに接合部に留めた真鍮のデザインもアクセントとなって、丁寧な作りの良さ、上質なデザインを楽しむことができます。
壁に掛けて、鏡から1メートルも空ければ身長180センチの私でも全身を映すことができました。また身だしなみを整える用途以外にも、大きな鏡を設置するとお部屋が明るく、そして空間の奥行きを広げてくれる効果も感じられます。
Condition
チーク材を使用した木部は元々の状態がよく、可能な限り表面の汚れをクリーニングしてからオイルを塗布、古い塗装を活かして仕上げました。
大きく目立つダメージもなく、肌触りにもこだわって仕上げているため、気持ちよく使用していただけると思います。
鏡はオリジナルコンディション。内部に小さな腐食を僅かに見つけることができましたが、使用に障るほどではなく、また雰囲気を損ねるほどではないと判断しています。
鏡の状態を写真に映すことが難しいのですが、実物をご覧になれない場合には可能な限りのご案内をします。お気軽にご相談ください。
Daily care
普段のお手入れは、柔らかな布やブラシなどで埃を払う程度のお掃除が基本
【木部のお手入れ】
乾拭きをすることで表面に残る油分や蝋分が磨き上げられて艶が増す効果が期待できます。
定期的にワックスやオイルを塗布して保湿ケアも心掛けてください
鏡面は乾拭き、水拭き、ガラス用洗剤などでのクリーニングが基本です。
水や洗剤を使用する際はもくぶ