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1960年代頃のデンマーク製ダイニングテーブル
コンパクトな正方形サイズから最大160㎝サイズまで大きくなる実用的なデザイン。
天板淵周りにしっかりと無垢材を回した造りや下で重なる補助板小口面にしっかりとテーパーを設けたシャープなデザインが素敵でした。
今回もともとの天板に、特に下に重なる補助板には多くの擦り傷が残っていました。
天板を拡張する際に補助板を引き出すのですが、おそらく天板と補助板との隙間に異物が挟まった状態で使用して、これら擦り傷の原因になったのかと推測をしています。
天板の裏には色鉛筆による落書き痕を見つけることも出来、おそらくは小さな子供がいる環境だったのかもしれません。
今回、入荷後のご案内を希望頂いていたお客様に無事に購入を決めていただけましたが正直、私的には擦り傷の多さには落胆とする思いもありました。
しかし、このようなコンディションでも廃棄されるわけでもなくきちんと市場で取引されている北欧の社会。その動機は、各デザインへの評価であるのか、それとも暮らしに対する敬意であるのか、その両方か。
と、容易な解が欲しいわけではないが、モノやモノを介した暮らしに対する向き合い方を想像するだけでも身が引き締まる心地です。
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